低酸素腫瘍細胞由来の小さな細胞外小胞miR-152-3pは、KLF15タンパク質を介して子宮頸癌の放射線抵抗性を促進する。

原題
Hypoxic tumor cell-derived small extracellular vesicle miR-152-3p promotes cervical cancer radioresistance through KLF15 protein.
背景:放射線治療は子宮頚癌の治療にしばしば用いられるが、放射線抵抗性は主要な障壁である。低酸素はこの耐性を促進することが知られているが、これらの状態を作り出す際の小さな細胞外小胞miRNAの役割は完全には理解されていない。
方法:研究者らは、低酸素および正常酸素の両方の子宮頸癌細胞に由来するこれらの細胞外小胞を研究し、miR-152-3pが重要なアクターであることを特定した。試験には、細胞活性アッセイおよび動物モデルが含まれた。
結果:低酸素状態は、小さな細胞外小胞miR-152-3pの増加、放射線による細胞死滅の減少、および放射線抵抗性の増加をもたらした。タンパク質KLF15は、miR-152-3pの特異的標的として同定された。
結論:小さな細胞外小胞miR-152-3pは放射線療法の有効性に影響し、子宮頸癌の治療標的または予後指標として使用できる可能性がある。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-023-02369-3
PMID: 37936130
Open Access

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