GemPred RNAシグネチャーを用いた切除可能な膵腺がんにおける補助ゲムシタビン感受性の予測:PRODIGE-24/CCTG PA6臨床試験の補助的研究。

原題
Prediction of Adjuvant Gemcitabine Sensitivity in Resectable Pancreatic Adenocarcinoma Using the GemPred RNA Signature: An Ancillary Study of the PRODIGE-24/CCTG PA6 Clinical Trial.
背景:GemPredは、癌治療に使用される薬剤であるゲムシタビン(GEM)に対する反応を予測するために開発されたトランスクリプトームシグネチャーである。本研究は、PRODIGE-24/CCTG PA6試験の患者における有効性を検証することを目的とした。

方法:同研究者らは、患者350人から採取した手術標本に対してRNA配列決定およびGemPred予測を実施し、異なる治療群における無病生存率(DFS)およびがん特異的生存率(CSS)を評価した。

結果:腫瘍の約25.5%がゲムシタビン感受性であると予測された。これらの患者は有意に長いDFSおよびCSSを示した。さらに、GEM治療患者とmFFX治療患者の両方で同じ結果が得られたが、後者の方が有害事象が多かった。

結論:この研究は、GemPredポジティブシグネチャーを有する患者が、より少ない毒性でGEM治療から利益を得ることを明らかにし、したがって、膵癌治療を個別化する潜在的価値を示唆している。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.22.02668
PMID: 37963313

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