FLASHまたは従来の線量率照射による抗腫瘍効果は、同等の免疫応答を伴う。

原題
Anti-tumor effect by either FLASH or conventional dose rate irradiation involves equivalent immune responses.
背景:超高線量率FLASH放射線療法は、放射線療法の治療指数を高める可能性がある。これは免疫応答によるものであると仮定されており、さらなる研究が必要である。

方法:種々のマウス腫瘍モデルを、FLASHおよび従来の線量率を用いて、免疫応答性または免疫不全マウスにおいて、単回または低分割線量で局所照射した。腫瘍増殖および免疫プロファイリングをモニターした。

結果:FLASHおよび従来の用量は、腫瘍増殖を遅延させるのに同等に有効であり、腫瘍におけるTGF-β1レベルを増加させなかった。両方のモダリティは、長期的な免疫学的応答を生成することができた。

結論:この研究は、両方の投与速度が同様の影響を及ぼし、免疫反応がFLASHの抗腫瘍効果に有意に寄与しない可能性があることを示唆している。FLASHは免疫調節薬として使用できることを示唆している。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.10.031
PMID: 37951550

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