原題
Breast Cancer Incidence After a False-Positive Mammography Result.
背景:偽陽性のマンモグラフィ結果の長期転帰は不明であり、十分に研究されていない。
方法:このスウェーデンの集団ベースの研究には、マンモグラムが偽陽性であった女性45,213名と、偽陽性の結果が得られなかった対照者452,130名が含まれていた。
結果:乳癌の20年累積発生率は、偽陽性の結果が得られた女性では11.3%であったのに対し、得られなかった女性では7.3%であった。リスクは、検査時に60~75歳であった女性、マンモグラフィーによる乳腺密度が低かった女性、および生検を受けた女性で高かった。偽陽性の結果が得られた女性では、乳癌による死亡率が84%高かった。
結論:これらの知見は、偽陽性マンモグラム後に乳癌を発症するリスクは、個々の特徴および追跡期間によって異なることを示唆している。これは、個別化されたリスクに基づく乳癌スクリーニングに情報を提供することができる。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2023.4519
PMID: 37917078
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