未治療の慢性リンパ性白血病(GLOW)におけるイブルチニブ-ベネトクラクスとクロラムブシル-オビヌツズマブの投与期間の比較:多施設共同非盲検無作為化第3相試験からの4年間の追跡調査。

原題
Fixed-duration ibrutinib-venetoclax versus chlorambucil-obinutuzumab in previously untreated chronic lymphocytic leukaemia (GLOW): 4-year follow-up from a multicentre, open-label, randomised, phase 3 trial.
背景:GLOW試験では、高齢患者または27.7ヵ月後に併存疾患を有する患者において、慢性リンパ性白血病に対して、固定期間薬のイブルチニブ-ベネトクラクスが、クロラムブシル-オビヌツズマブ治療と比較して良好な結果を示したことが明らかになった。

方法:研究者らは、イブルチニブ-ベネトクラクス治療またはクロラムブシル-オビヌツズマブ治療のいずれかを受けた2群に分けられた患者を対象に、多国間第3相試験を実施した。

結果:46ヶ月後、イブルチニブ-ベネトクラクスで治療された群は、クロラムブシル-オビヌツズマブ治療を受けた群と比較して、無増悪生存率がはるかに高かった。

結論:本研究は、イブルチニブ-ベネトクラクスが無増悪生存期間を有意に延長することを見出し、未治療の慢性リンパ性白血病患者における一次治療選択肢としての可能性を示唆している。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(23)00452-7
PMID: 37944541

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