Canada、Italy、およびFranceにおける無治療の進行胸膜中皮腫におけるpembrolizumabと化学療法薬の併用と化学療法薬の比較:第3相非盲検ランダム化比較試験。

原題
Pembrolizumab plus chemotherapy versus chemotherapy in untreated advanced pleural mesothelioma in Canada, Italy, and France: a phase 3, open-label, randomised controlled trial.
背景:本研究では、標準的なプラチナ製剤-ペメトレキセド併用療法にpembrolizumabを追加することで、進行胸膜中皮腫患者の生存率を改善できるかどうかを調査している。
方法:この試験は、Canada、Italy、およびFranceの51の病院で実施され、治療を受けていない進行胸膜中皮腫患者440人を、化学療法薬単独群またはペムブロリズマブ併用群のいずれかに無作為に割り付けた。
結果:全生存期間はペムブロリズマブ群で有意に長かったが、治療に関連した有害事象はこの群でわずかに高かった。3年全生存率はペムブロリズマブ群で25%であったのに対し、化学療法単独群では17%であった。
結論:標準的な化学療法薬にpembrolizumabを追加すると、生存率が有意に改善され、進行胸膜中皮腫に対する実行可能な新しい治療選択肢と考えられる。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(23)01613-6
PMID: 37931632

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