原題
Accelerated versus standard epirubicin followed by cyclophosphamide, methotrexate, and fluorouracil or capecitabine as adjuvant therapy for breast cancer (UK TACT2; CRUK/05/19): quality of life results from a multicentre, phase 3, open-label, randomised, controlled trial.
背景:英国のTACT2試験では、シクロホスファミド、メトトレキサート、およびフルオロウラシル(CMF)と比較して、乳癌患者の進行および生活の質(QOL)に対する加速エピルビシンおよび経口カペシタビンの影響を検討した。
方法:この試験では、英国の129施設の乳癌患者を対象に、エピルビシンとCMFまたはカペシタビンを4サイクル投与する無作為化対照実験を実施した。患者のQOLはアンケートで評価された。
結果:加速エピルビシンから利益は得られなかったが、カペシタビンはCMFよりも有効性が低かったわけではなかった。しかし、加速エピルビシンとCMFによる治療は、治療中および治療後のQOLに悪影響を及ぼした。
結論:TACT2試験は、CMFと比較してQOLへの影響が良好であることから、術前補助化学療法後の補助療法としてカペシタビンを使用することを支持している。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(23)00460-6
PMID: 37926100
Open Access
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