強度変調放射線療法を用いて治療した上咽頭癌に対する聴覚障害の危険因子の評価と分析。

原題
Evaluation and Analysis of Risk Factors of Hearing Impairment for Nasopharyngeal Carcinoma treated using Intensity-Modulated Radiotherapy.
背景:放射線治療はしばしば鼻咽頭癌(NPC)患者の聴覚障害(HI)につながる。本研究は、HIのリスクを統計的に分析し、個別の予測を提供することを目的とした。

方法:本研究では、2010年から2016年の間に中山大学癌センターで強度変調放射線治療で治療されたNPC患者588名のデータを使用した。ロジスティック回帰モデルにより、潜在的なリスク因子が特定された。

結果:患者の約40%がHIを経験し、30%が重度のHIに苦しんでいた。2つの重要な因子が転帰に有意に影響した。予測モデルが開発され、高い精度が実証された。

結論:本研究は、放射線療法後のNPC患者におけるHIリスクを予測する有効な方法を開発し、実行可能な用量制限を示唆した。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.109985
PMID: 37926330

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