骨盤外照射療法が骨密度に及ぼす影響:第III相ランダム化比較試験の二次解析。

原題
Effect of Pelvic External Beam Radiation Therapy on Bone Mineral Density: A Secondary Analysis of a Phase III Randomized Controlled Trial.
背景:アンドロゲン除去療法(ADT)で治療した前立腺癌患者において、以前の骨盤外部ビーム放射線療法(XRT)が骨密度(BMD)と骨折リスクに影響するか否かを検討した。

方法:少なくとも12か月間ADTを受けている患者は、3年間6か月ごとにデノスマブまたはプラセボを受けるように無作為に割り付けられた。骨密度はさまざまな間隔で測定された。BMDに対するXRTの効果が評価された。

結果:1407人の患者のうち、447人が以前に骨盤放射線療法を受けていた。骨折リスクに差は認められなかった。XRTはプラセボ群では有意なBMD改善と関連しており、デノスマブ群ではわずかな低下と関連していた。

結論:BMD変化に対するデノスマブ治療効果に対する骨盤XRTの有害な影響は認められず、臨床的骨折発生率は低かった。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.10.046
PMID: 37924987

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