定位肺照射後のRECIST基準の予測値は何か?

原題
WHAT IS THE PREDICTIVE VALUE OF RECIST CRITERIA FOLLOWING STEREOTACTIC LUNG RADIATION?
背景:この研究は,肺SABR(定位切除放射線療法)後の患者におけるRECIST(Response Evaluation Criteria in Solid Tumors)により分類された進行性疾患(PD)の頻度および実際の治療結果との相関を調査する。

方法:2010年から2015年の間に原発性肺腫瘍または少数転移に対して肺SABRで治療された患者をレビューした。すべての追跡スキャンを評価し、治療された病変をRECIST計算を用いて経時的に測定した。

結果:選択基準を満たした88病変のうち、66%がPDのRECIST基準を満たした。しかし、確認された局所再発を示したのは16%のみであった。ほとんどの場合、PDを誘発した病変は再発を示さなかった。

結論:患者の3分の2がPDのRECIST基準を満たしているにもかかわらず、実際の再発を示したのはごく少数であった。このことは、肺SABR後の画像を解釈する際のRECISTの限界を浮き彫りにしている。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.109976
PMID: 37918636

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