乳ガンに対する領域リンパ節照射後の症状負荷と早期リンパ管異常との関連。

原題
Association between symptom burden and early lymphatic abnormalities after regional nodal irradiation for breast cancer.
背景:本研究では、領域結節照射(RNI)を受けた乳ガン患者において、近赤外蛍光リンパ画像(NIRFLI)で可視化できる皮膚逆流と患者報告によるリンパ浮腫の転帰(PRLO)との相関を検討した。

方法:腋窩切開およびRNIを受けている乳癌患者は、指定された間隔で内圧測定、NIRFLI、およびPRLOsで評価された。臨床的リンパ浮腫は、ベースラインから5%以上の腕の体積の増加と定義された。

結果:60人の患者が分析に適格であった。皮膚逆流および臨床リンパ浮腫は経時的に有意に増加した。軟部組織の感覚、神経感覚、および機能的PRLOの測定値は、皮膚逆流の存在と相関していた。

結論:高リスクコホートにおける早期リンパ浮腫の高い罹患率は、皮膚逆流とPRLO測定値との間の有意な相関と相まって、RNI後の早期介入試験のための患者を特定する際のNIRFLIの潜在的有用性を示唆している。
Journal: Pract Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.6)
DOI: 10.1016/j.prro.2023.10.008
PMID: 37914083

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