切除可能な非小細胞肺がんに対する周術期のメデュズマブ。

原題
Perioperative Durvalumab for Resectable Non-Small-Cell Lung Cancer.
背景:本研究では、非小細胞肺癌(NSCLC)患者の転帰を改善するために、化学療法と併用したネオアジュバントまたはアジュバント免疫療法の潜在的利益を調査する。
方法:切除可能なNSCLC患者を無作為に割り付け、プラチナ製剤をベースとした静脈内化学療法を、術前と術後に実施した。
結果:結果は、プラセボと比較して、durvalumabで治療された患者において、イベントフリー生存率および病理学的完全奏効の増加を示した。これらの有益な効果は、病期やPD-L1発現に関係なく観察された。有害事象は両群で同程度に発生した。
結論:術前補助化学療法と周術期の併用は、術前補助化学療法単独と比較して、NSCLC患者の生存期間および有意な病理学的反応を改善する。安全性プロファイルは個々の治療法と一致している。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2304875
PMID: 37870974

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