肺少数転移性疾患に対する単回および多分割定位放射線治療(SBRT)の無作為化試験における肺機能への影響、TROG 13.01(SAFRON II)の解析。

原題
Impact on pulmonary function in a randomized trial of single and multi-fraction stereotactic body radiotherapy (SBRT) for pulmonary oligometastatic disease, an analysis of TROG 13.01 (SAFRON II).
背景:第2相試験では、1~3個の末梢肺少数転移を有する患者を対象として、シングルフラクション(SF)SBRTとマルチフラクション(MF)SBRTを比較した。研究者らは、肺機能検査(PFT)の経時的変化を分析し、標的の数および総量がPFTの変化に及ぼす影響を評価した。

方法:治療群、標的の数および量によって影響される経時的なPFTを、線形混合モデルおよび単純線形モデルを用いて記述した。

結果:SF群とMF群の間にPFTの差は観察されなかった。目標数の増加はFEV1およびFVCの低下と関連していた。DLCOはいずれとも関連していなかった。

結論:複数の標的を治療すると、FEV1およびFVCの低下が増加したが、DLCOには影響しなかった。SFとMF SBRTの間でPFT低下に顕著な差はなかった。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.09.052
PMID: 37871885

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