四肢軟部肉腫患者1200例における局所再発、遠隔転移および全生存率に対する放射線療法の効果。IP TW調整モデルを用いた後ろ向き解析。

原題
Effect of radiotherapy on local recurrence, distant metastasis and overall survival in 1200 extremity soft tissue sarcoma patients. Retrospective analysis using IPTW-adjusted models.
背景:四肢軟部組織肉腫(EST)患者における局所再発(LR)リスクの減少におけるネオアジュバント及びアジュバント放射線療法(NRTX及びARTX)の効果を分析した。
方法:LR、遠隔転移(DM)および全生存(OS)率に対するNRTXおよびARTXの影響を決定するために、1200人の高齢患者からのデータを遡及的に分析した。
結果:NRTX後のLRリスクは放射線療法なしと比較して有意に低く、ARTX後は放射線療法なしと比較して有意に低かった。しかし、放射線療法はDMリスクまたは全生存率に有意な影響を及ぼさなかった。
結論:NRTXおよびARTXはLRリスクの低下に有益であるが、DMリスクまたはOSの低下には有益ではない。NRTXは局所制御率が良好であるため、ARTXよりも好まれる。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.109944
PMID: 37832791
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