PARP阻害薬(OReO/ENGOT-ov38)による治療歴のある白金製剤感受性再発卵巣癌患者におけるオラパリブによる維持療法の再投与:第IIIb相試験。

原題
Maintenance olaparib rechallenge in patients with platinum-sensitive relapsed ovarian cancer previously treated with a PARP inhibitor (OReO/ENGOT-ov38): a phase IIIb trial.
背景:この研究では、最初の成功に続いて、進行卵巣癌患者に2回目のポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ(PARP)阻害剤を使用することの有効性と安全性を検討した。
方法:プラチナ製剤感受性の再発卵巣がんを有し、以前にPARP阻害薬療法を受けたことのある患者計220人を、維持療法としてオラパリブ錠またはプラセボを投与する群に無作為に割り付けた。無増悪生存期間(PFS)を主要評価項目とした。
結果:PARP阻害薬の再投与はPFSを増加させ、新たな安全上の問題は示されなかった。PFSの改善は、BR CA変異を有するコホートとBR CA変異を有しないコホートの両方で、特にわずかであったが有意であった。
結論:オラパリブによる維持療法は、以前にPARP阻害薬およびプラチナ製剤ベースの化学療法で治療された卵巣癌患者において、PFSをわずかではあるが有意に増加させる。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2023.09.3110
PMID: 37797734
Open Access

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