頭頸部がんの生存者に対するリハビリテーション計画相談の有効性:第II相ランダム化比較試験。

原題
Efficacy of the rehabilitation planning consult for survivors of head and neck cancer: A phase II randomized controlled trial.
背景:頭頸部がんの治療後の生存者は、しばしば重大な健康障害を有し、リハビリテーションへのアクセスが不良である。これに対処するために、患者が目標を設定し、個人的な計画を策定するのを支援するために、2セッションのリハビリテーション計画相談(RPC)が開発された。
方法:管理された待機リストデザインを用いて、本研究では、生活の質(QOL)および生存転帰の改善に対するRPCの有効性を調査した。参加者(n=153)は、RPCのために即時または待機リストに登録された。
結果:全体的なQOL指標に有意な改善はなかったが、個々の目標を設定した患者は、頭頸部がん生存者のための簡単なリハビリテーション評価(BRASH)ツールに基づいて、パフォーマンスと満足度の値が改善した。
結論:RPC介入は、個人的な目標を設定した患者には有益であったが、全体的な生活の質を高めるものではなかった。さらなる研究により、この介入からより多くの利益を得る可能性のある特定の患者群を特定すべきである。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.09.042
PMID: 37820770

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