原題
Pencil beam scanning proton therapy for pregnant patients with brain and head and neck cancers.
背景:本研究では、妊娠した癌患者に対する標準治療としてペンシルビーム走査陽子線治療(PBS-PRT)を使用する可能性を、従来の光子ベースの治療(XRT)と比較して検討した。
方法:以前にXRTで治療した7人の妊娠患者に対してPBS-PRT計画をモデル化し、擬人化ファントムと線量計を用いて測定を行い、胎児等価線量を評価した。
結果:PBS-PRTは、腫瘍の範囲または正常組織の温存を損なうことなく、XRTよりも約10倍少ない胎児等価線量の有意な減少を示した。
結論:本研究は、標準診療の変更を示唆しており、PBS-PRTが脳腫瘍または頭頚部癌の妊娠患者に対する好ましい治療法であることを示している。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.09.040
PMID: 37820769
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