温熱療法による放射線増感は時間間隔に大きく依存する。

原題
Radiosensitization by hyperthermia critically depends on the time interval.
背景:局所進行子宮頚癌(LACC)の治療における温熱療法と放射線療法の最適な順序と間隔について議論されている。
方法:本研究では、マウスの子宮頸癌細胞株、オルガノイド、異種移植片を用いて治療の間隔と順序を調査し、LACCの女性58名を対象に遡及的に調査した。
結果:治療間隔の短縮により,温熱放射線増感が改善され,DNA二本鎖切断,アポトーシス,腫よう増殖の遅延が増加し,5年生存率が22%から54%に上昇した。
結論:温熱療法と放射線療法の間隔を短縮することは治療成績を有意に改善するが、これらの治療の順序は無関係であると思われる。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.09.048
PMID: 37820768

コメント

タイトルとURLをコピーしました