ステージT1-2の上咽頭癌患者に対する海馬放射線量と心理状態との相関。

原題
Correlation between hippocampal radiation doses and psychological condition for patients with stage T1-2 nasopharyngeal carcinoma.
背景:本研究では、強度変調放射線治療を受けているステージT1-2の上咽頭癌患者における海馬への放射線量と心理的状態との間の関連を調査し、心理的健康のための最適な海馬線量限界を提案した。
方法:新たに診断された152人の患者を後ろ向きに研究し、Hospital Anxiety and Depression Scaleを介して放射線療法前後の心理的状態を評価した。海馬は、線量体積ヒストグラムから得られた線量測定パラメータを用いて、治療計画画像で概説された。
結果:特定の線量測定パラメータは不安と有意に関連していることがわかり、海馬への線量の提案されたカットオフ値は>1500 cGyであり、放射線療法後の不安の可能性が高いことを示している。
結論:海馬の保護は患者の心理的幸福に不可欠である可能性がある。これらの知見を確認するには、さらなる研究が必要である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.109942
PMID: 37813310

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