観察と待機戦略によって管理された直腸癌患者におけるImmunoscore生検の国際的検証。

原題
International Validation of the Immunoscore Biopsy in Patients With Rectal Cancer Managed by a Watch-and-Wait Strategy.
背景:現在のところ、待機療法(W&W)戦略で管理される直腸癌の患者選択とモニタリングを改善するバイオマーカーは存在しないが、Immunoscore生検(IS)は予備的研究で潜在的なツールとして提案された。
方法:デジタル病理学を介して腫瘍内CD3+およびCD8+T細胞を定量化し、ISに変換することに焦点を当てて、W&Wによって管理された臨床的完全奏効(cCR)を有する249人の患者を対象とした国際的な検証研究を実施した。層別Cox回帰を用いて、ISとアウトカムの間で解析を行った。
結果:ISが高いほど5年無再発率が高くなり、局所再増殖と遠隔転移の両方が予測され、年齢、性別、腫瘍部位などの他の因子とは無関係であった。
結論:免疫スコア生検(IS)は、経過観察戦略で管理された直腸癌における局所再増殖と遠隔転移のリスクを予測する有効なバイオマーカーとして検証されている。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.00586
PMID: 37788410

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