成人の非医療大麻が合法化されている州の大規模多施設コホートにおける早期乳癌患者の大麻使用パターン。

原題
Cannabis Use Patterns among Patients with Early-Stage Breast Cancer in a Large Multicenter Cohort from a State with Legalized Adult Non-Medical Cannabis.
背景:本研究では、非医療用マリファナが合法であるミシガン大学の早期乳癌患者における大麻の使用について検討した。
方法:この解析では、放射線治療を受けている乳癌の女性患者を対象としたMichigan Radiation Oncology Quality Consortiumの調査に含まれている大麻関連の質問を用いた。
結果:回答者2,738人のうち、364人が過去30日間に大麻を使用していた。若年患者、ヒスパニック系の患者、喫煙者、および化学療法歴のある患者は大麻を使用する可能性が高かった。主な投与方法は、経口、喫煙および局所であり、テトラヒドロカンナビノール、カンナビジオール、または未知の有効成分を併用した。大麻は主に不眠症、不安、および疼痛に使用されていた。
結論:早期乳癌患者の多くは大麻を使用しており、有効成分に対する認識が欠如していることが多い。この結果は、医療提供者からの患者教育および支援の必要性を強調している。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.06.858
PMID: 37786222