異なる頭頚部癌患者における陽子線治療と容積変調アーク治療の間の側頭葉壊死のリスク。

原題
Risk of temporal lobe necrosis between proton beam and volumetric modulated arc therapies in patients with different head and neck cancers.
背景:本研究では、放射線療法(RT)後の多様なタイプの頭頚部癌(HNC)患者における側頭葉壊死(TLN)の発生率、及びRT法間の潜在的な差を検討した。
方法:研究者らは、RTを受け、再発がんを検査し、TLN発生を評価したHNC患者483人をレトロスペクティブにレビューした。患者を上咽頭癌(NPC)群と非NPC群に分けた。統計解析を用いて、TLNの累積発生率を患者群とRT法の間で比較した。
結果:共変量の調整にもかかわらず、NPC群はより高いTLN頻度を示した。陽子線治療(PBT)および回転型強度変調放射線治療(VMAT)は、HNC、NPC、および非NPC HNCの入院患者で同様のTLN頻度を示した。
結論:NPC患者はRT後早期のTLNに対してより大きな感受性を示した。PBTとVMATは共に、NPCまたは他のHNCにおけるTLNの同等のリスクを示した。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-023-02344-y
PMID: 37735389
Open Access

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