乳房照射は病原性ATM変異体のキャリアにおいて忍容性が良好である。

原題
Breast Irradiation is Well Tolerated in Carriers of a Pathogenic ATM Variant.
背景:本研究では,乳癌の治療を受けている生殖細胞系病原性または病原性の可能性のある(P/LP)ATM変異体のキャリアにおける放射線治療(RT)の毒性効果を検討した。
方法:乳癌遺伝子の変異体を有する合計71人の患者を同定した。彼らの治療計画、急性および慢性毒性作用をレビューし、ATM野生型が確認された患者または以前に遺伝子検査を受けていない患者205人と比較した。
結果:P/LP、意義不明の変異体(VUS)、および対照コホート間で、急性/慢性毒性作用または美容上の結果に有意差は認められなかった。
結論:RTによる乳癌管理は、P/LP ATM変異体キャリアでは忍容性が良好であり、非キャリアと同様の毒性作用プロファイルを示した。乳房温存術を受けたキャリアは、優れた/良好な審美性を示す割合が高かった。
Journal: Pract Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.6)
DOI: 10.1016/j.prro.2023.09.001
PMID: 37742832

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