原発性肝腫瘍に対する定位磁気共鳴誘導放射線療法(MRgRT)のプロスペクティブ登録研究。

原題
A prospective registry study of Stereotactic Magnetic Resonance guided Radiotherapy (MRgRT) for primary liver tumors.
背景:体幹部定位放射線治療(SBRT)は肝腫瘍に有効であることが証明されている。この研究は、これらの腫瘍に対する磁気共鳴誘導放射線療法(MRgRT)の毒性と結果を評価することを目的としている。
方法:本研究では、モンペリエ癌研究所で原発性肝腫瘍に対してMRgRTで治療された患者を評価した。急性および遅発性毒性は、CTCAE v 5.0評価ツールを用いて評価した。
結果:2019年から2022年までに、72の肝病変を有する56人の患者が治療された。CTCAEグレード2を超える急性または遅発性毒性は認められなかった。局所制御は非常に成功し、1年および18ヶ月での全生存率はそれぞれ85.1%および74.2%であった。
結論:原発性肝癌に対するMRgRTは安全で優れた局所制御を提供すると結論した。MRgRTの有益性をさらに評価するためにはさらなる研究が必要である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.109912
PMID: 37739315

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