(68)Ga-FAPI PET/CTによる腫瘍学的病期分類は、(18)F-FDG PET/CTよりも非特異的リンパ節所見の割合が低いことを示している。

原題
Oncologic Staging with (68)Ga-FAPI PET/CT Demonstrates a Lower Rate of Nonspecific Lymph Node Findings Than (18)F-FDG PET/CT.
背景:F-FDG PET/CT画像上の非特異的リンパ節取り込みは、腫瘍の病期分類を不正確にする可能性がある。これは、線維芽細胞活性化タンパク質を標的としたPETを用いることで克服できる可能性がある。
方法:前向き観察研究からの18人の患者は、中央値2日以内にF-FDGとGa線維芽細胞活性化蛋白質阻害剤(FAPI)PET/CTスキャンの両方を受け、SUV測定値と比較した組織病理学上のリンパ節評価を受けた。
結果:Ga-FAPI PET/CTスキャンは、F-FDG PET/CTスキャン(55%)と比較して、真のリンパ節転移に対してより高い精度(94%)を示した。Ga-FAPI PET/CTスキャンはまた、F-FDG PET/CTスキャンで評価された6つの偽陽性リンパ節のうち5つを正確に同定した。
結論:Ga-FAPI PET/CT画像は真のリンパ節転移に対してより高い精度を示し、癌の病期分類にはF-FDG PET/CT画像よりも優れた選択肢となる可能性がある。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.123.265751
PMID: 37734836

コメント

タイトルとURLをコピーしました