原題
Tolerability and Efficacy of the Anticluster of Differentiation 47 Antibody Magrolimab Combined With Azacitidine in Patients With Previously Untreated AML: Phase Ib Results.
背景:本研究では,強力な化学療法に不適格な未治療の急性骨髄性白血病(AML)患者に対して,抗体magrolimabと薬剤アザシチジンの併用効果を検討した。
方法:本試験では、マグロルマブの初回用量および維持用量をアザシチジンとともに、各28日サイクル中に7日間毎日静脈内投与された患者87名を対象とした。本研究は主に、安全性、忍容性、および完全寛解率を測定することを目的とした。
患者のほぼ1/3が完全寛解を達成し,生存期間中央値は変異型AMLで9.8か月,野生型AMLで18.9か月であった。よくみられた副作用には、便秘、悪心、下痢などがあった。
結論:マグロリマブとアザシチジンを併用した治療は比較的忍容性が高く、AML患者において有望であり、第III相試験におけるさらなる研究の必要性を示した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 0)
DOI: 10.1200/JCO.22.02604
PMID: 37703506
コメント