局所進行直腸がんに対する完全に自動化された回転型強度変調放射線治療計画:実行可能性と効率性。

原題
Fully automated volumetric modulated arc therapy planning for locally advanced rectal cancer: feasibility and efficiency.
背景:回転型強度変調放射線治療(VMAT)は局所進行直腸がん(LARC)の治療に有望な技術であるが、計画プロセスには時間がかかり、計画者の専門知識に依存する。本研究は、LARCのための自動VMAT計画プログラムを開発し、その実現可能性と効率を評価することを目的とした。
方法:VMAT治療を受けた26人のLARC患者を対象とした。Raystation治療計画システムを用いて開発された計画プログラムは、計画プロセス全体を自動化した。自動VMAT計画(auto-VMAT)と経験豊富なプランナーが作成した手動VMAT計画との間で、線量測定パラメータと時間効率を比較した。
結果:自動VMATは、手動VMATと比較して、改善された用量適合性および均一性で同等の標的範囲を達成した。自動VMATはまた、リスクのある臓器への線量を低下させ、計画の質のばらつきが少ないことを示した。自動VMATは、計画時間を大幅に短縮し、計画の承認を迅速化した。
結論:LARCのための完全に自動化されたVMAT計画プログラムが開発され、標的範囲を維持しながら、リスクのある臓器への線量を低減した。このプログラムは計画時間を大幅に短縮した。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-023-02334-0
PMID: 37670390
Open Access

コメント

タイトルとURLをコピーしました