症候性Ledderhose病患者に対する放射線療法の経済的評価。

原題
An economic evaluation of radiotherapy for patients with symptomatic Ledderhose disease.
背景:Ledderhose病に対する放射線療法の有効性は実証されているが、経済的影響は不明である。本研究は、Ledderhose病に対する放射線療法の費用対効果を評価することを目的とした。
方法:社会的観点から費用対効果および費用効用分析を実施した。疼痛負荷および質調整生存年(QALY)を主要アウトカムパラメータとした。増分費用効果(ICER)および費用効用比(ICUR)を算出した。不確実性はブートストラップ複製を用いて評価した。
結果:放射線療法は、12ヶ月目および18ヶ月目に疼痛およびQoLスコアの統計的に有意な改善を示した。累積総費用は放射線療法群の方が低かった。ICERは疼痛負荷の減少あたり4987ユーロであり、ICURはQALYの増加あたり14249ユーロであった。費用効用は、QALYの増加に対する支払い意思の増加とともに徐々に増加した。
結論:放射線療法は、症候性Ledderhose病患者のQoLを改善するのに費用対効果が高い。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.109890
PMID: 37659664
Open Access

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