(177)Lu-PSMA I&Tの連続サイクルを受けている転移性去勢抵抗性前立腺癌患者における生活の質の改善。

原題
Improved Quality of Life in Metastatic Castration-Resistant Prostate Cancer Patients Receiving Consecutive Cycles of (177)Lu-PSMA I&T.
背景:この後ろ向き解析は、Lu-前立腺特異的膜抗原(PSMA)放射性リガンド療法(RLT)を受けている転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)患者の健康関連の生活の質(HRQoL)を、European Organization for Research and Treatment of Cancer core quality-of-life(QoL)質問表を用いて評価することを目的とした。治療を継続した患者と疾患進行のために早期に中止した患者との間のHRQoLの差を評価した。
方法:本研究では、ベースライン時、6サイクル目までの各治療サイクル前、および2サイクル目と4サイクル目の後のPSMA-リガンドPET/CTスキャン中にQoL質問票に記入したmCRPC患者60名を対象とした。QoL評価は、全般的な健康状態、機能的尺度、および症状の負担を対象とした。
結果:全体的な健康、役割機能、情緒的機能、疲労、および疼痛は、Lu-PSMA RLTの2サイクル目および4サイクル目に有意に改善した。HRQoLの他の側面は、研究終了時の疲労の悪化および2サイクル目の呼吸困難の軽減を除いて安定したままであった。治療を早期に中止した患者は、HRQoLの低下を経験した。
結論:mCRPC患者はLu-PSMA RLT中に有意なHRQoL改善を示したが、早期治療中止はHRQoLの低下に対応していた。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.123.265878
PMID: 37678925

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