臨床病期I期の精巣セミノーマ患者における再発の予後因子:全国的な集団ベースのコホート研究。

原題
Prognostic Factors for Relapse in Patients With Clinical Stage I Testicular Seminoma: A Nationwide, Population-Based Cohort Study.
背景:臨床病期I期セミノーマ患者の再発に関するこれまでの研究は、選択バイアスおよび可変的な病理報告によって制限されてきた。本研究の目的は、集中的な病理レビューを用いて、選択されていない全国集団における再発の予後因子を評価することである。
方法:Danish Testicular CancerデータベースおよびDanish National Pathology Registryからのデータを用いて、臨床病期I期のセミノーマ患者を同定した。Cox回帰分析を用いて臨床的および組織病理学的因子を解析した。
結果:患者924名のうち、16%が中央値6.3年間の追跡期間中に再発を経験した。再発の独立した予測因子には、精巣門浸潤、リンパ管浸潤、β-ヒト絨毛性ゴナドトロピン値および乳酸脱水素酵素値の上昇が含まれた。危険因子の数に基づくと、推定5年再発リスクは6%から62%の範囲であった。
結論:これらの予後因子は、リスクに適応したフォローアップおよび治療戦略を知らせるために、ガイドラインおよび将来の研究で使用することができる。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.00959
PMID: 37683134

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