原題
First-line regorafenib with nivolumab and chemotherapy in advanced oesophageal, gastric, or gastro-oesophageal junction cancer in the USA: a single-arm, single-centre, phase 2 trial.
背景:化学療法にニボルマブを追加することにより、進行した食道胃腺癌患者の生存率が改善された。しかし、転帰は依然として不良である。この研究は、進行した食道胃腺癌の第一選択治療として、レゴラフェニブとニボルマブおよび化学療法を併用した場合の安全性と有効性を評価することを目的とした。
方法:未治療のHER 2陰性転移性食道胃腺がんの成人患者を対象とした第2相試験が実施された。患者はFOLFOX、nivolumab、およびregorafenibを受けた。主要エンドポイントは6ヶ月無増悪生存期間であった。
結果:登録された39人の患者のうち、35人の患者が6か月で無増悪生存期間について評価可能であった。患者の71%が主要エンドポイントを達成した。最も一般的な有害事象は疲労であった。
結論:ニボルマブと化学療法を併用したレゴラフェニブは安全であり、HER 2陰性転移性食道胃がんに対して有望な活性を示す。このレジメンをさらに調査するための第3相臨床試験が計画されている。
資金提供:ブリストルマイヤーズスクイブ社、バイエル社、および国立衛生研究所/国立癌研究所。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(23)00358-3
PMID: 37666264
コメント