米国におけるパンデミックの様々な波の間のがん患者におけるCOVID-19による死亡。

原題
Deaths Due to COVID-19 in Patients With Cancer During Different Waves of the Pandemic in the US.
背景:COVID-19感染を予防するためのガイドラインが緩和されているため、がん患者のような脆弱な集団は、一般集団と比較してCOVID-19による死亡リスクが高い可能性がある。
方法:この横断的研究では、CDCのデータを用いて、2020年3月から2022年5月までの米国のがん患者および一般集団におけるCOVID-19による死亡率を調査した。死亡率を用いて、パンデミックの異なる波における死亡を比較した。
結果:がん患者では、1ヵ月当たりのCOVID-19による死亡者数が最も多かったのはオミクロン波中であり、リンパ腫患者の死亡率は38%上昇した。対照的に、一般集団では野生型期間中の死亡者数が最も多く、オミクロン波では21%減少した。
結論:この研究は、癌患者がオミクロン波の間にCOVID-19死亡の不均衡な負担に直面したことを示唆している。COVID-19感染を予防するための戦略は、特に新しい変異株の出現に伴い、引き続き優先されるべきである。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2023.3066
PMID: 37651113

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