診断後の運動と死亡率の汎がん分析。

原題
Pan-Cancer Analysis of Postdiagnosis Exercise and Mortality.
背景:診断後の運動が癌生存者の死亡率に及ぼす影響、およびそれが癌の部位によって異なるかどうかは不明である。
方法:Prostate, Lung, Colorectal, and Ovarian cancer screening trialに登録された癌患者11,480例のデータを解析した。患者は診断後に運動を定量化する調査を完了した。Coxモデルを用いて、運動ガイドラインを満たすことに基づいて、総死亡(ACM)、癌死亡、および他の原因による死亡のハザード比(HR)を推定した。
結果:16年間(中央値)の追跡調査後、ガイドラインに沿った運動は、非運動と比較してACMのリスクを25%低下させた。運動は、がん死亡率および他の原因による死亡率の低下とも関連していた。運動と死亡率の関係は、がんの部位によって異なっていた。
結論:ガイドラインに沿った運動は、ACM、癌死亡率、および他の原因による死亡率の低下を含む、長期癌生存者における有意な利益と関連している。運動の影響は癌の部位によって異なる。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.00058
PMID: 37651670

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