原題
Long-Term Outcomes in Patients With Localized Ewing Sarcoma Treated With Interval-Compressed Chemotherapy on Children’s Oncology Group Study AEWS0031.
背景:この研究は,限局性ユーイング肉腫(ES)患者における標準タイミング化学療法(STC)と比較した間隔圧縮化学療法(ICC)の長期結果を評価した。
方法:この研究には、ICCまたはSTCのいずれかを受けるようにランダムに割り当てられた568人の適格な患者が含まれていた。1人の患者は、診断の不確実性のために除外された。
結果:10年イベントフリー生存率(EFS)はSTC(61%)と比較してICC(70%)で高かった(p=0.03)。10年全生存率(OS)もSTC(69%)と比較してICC(76%)で高かった(p=0.04)。2群間で二次悪性新生物(SMN)の10年累積発生率に有意差はなかった。ICCは、腫瘍体積が200 mL未満の患者と比較して、200 mL以上の患者でより大きなリスク低下をもたらした。
結論:限局性ESに対するICCは、STCと比較してSMNのリスクを増加させることなく、EFSおよびOSの改善と関連している。ICCは有害リスクの患者群にも有益である。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.00053
PMID: 37651654
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