原題
Development of prostate bed delineation consensus guidelines for MRI-guided radiotherapy and assessment of its impact on interobserver variability.
背景:放射線治療計画におけるMRIの使用、特にMRIガイド下放射線治療システムの使用が増加している。しかし、前立腺床の臨床標的容積(CTV)を定義するためのガイドラインにはばらつきがある。本研究の目的は、MRI上の前立腺床CTV輪郭形成の変動性を確立し、コンセンサスガイドラインを作成し、変動性への影響を評価することである。
方法:放射線腫瘍医は3回のMRI検査でCTVの輪郭を描出した。不一致を視覚的に検討し、様々な指標を用いて観察者間の比較を評価した。局所再発パターンの文献レビューも実施した。コンセンサスガイドラインを作成し、評価を繰り返した。
結果:16名の放射線腫瘍医の輪郭を分析した。視覚的評価では、いくつかの境界で有意差を示した。ベースライン評価では、いくつかの指標では中等度の一致が示されたが、他の指標ではばらつきが大きかった。コンセンサスガイドラインが確立され、ばらつきの減少と輪郭の一致の改善につながった。
結論:前立腺床の輪郭形成には観察者間のばらつきが存在するが、コンセンサスガイドラインは一致を改善した。教育プログラムやガイドラインの改良など、追加的な戦略はばらつきをさらに改善する可能性がある。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.08.051
PMID: 37633499
コメント