分子幹細胞サブタイプおよび患者の全生存を予測するための膠芽腫における術前MRIの特徴の可能性。

原題
Potential of pre-operative MRI features in glioblastoma to predict for molecular stem cell subtype and patient overall survival.
背景:本研究は、神経こう芽腫幹細胞(GSC)の間葉系から前神経への表現型を予測できる術前MR画像の特徴を同定することを目的とした。この表現型は疾患の転帰の予後であることが示唆されている。
方法:本研究では、一次GSC培養の分子mRNAシグネチャーおよび内因性放射線抵抗性を、膠芽腫患者の生存データおよび術前MR画像と関連付けた。解析した画像パラメータには、腫瘍体積、壊死体積、および浮腫が含まれた。
結果:腫瘍容積に対する壊死の比率、およびこの比率と浮腫容積の積は、GSC培養のmRNAシグネチャーおよび放射線抵抗性と相関することが見出された。これらのパラメータは、患者コホートにおける全生存の予測因子でもあった。
結論:術前のMR画像の特徴は、GSCの分子的特徴を反映している可能性があり、膠芽腫患者の予後因子および治療層別化に使用できる可能性がある。特に、これらの特徴は、非メチル化MGMTプロモーターを有する患者に有用である可能性がある。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.109865
PMID: 37619660

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