原題
Gynecologic cancers in pregnancy: guidelines based on a third international consensus meeting.
背景:本稿では、2014年に以前のガイドラインが発表されて以来得られた新しい洞察と経験に基づいて、婦人科癌を有する妊婦を管理するための最新のプロトコールを提供する。著者らは、専門分野に関する既存の文献をレビューし、議論のために要約を原稿に統合した。
方法:著者らは、妊娠中の婦人科癌治療に関する文献をレビューし、所見を議論するためにコンセンサス会議を開催した。
結果:妊娠中の婦人科癌の治療は、医療提供者の集学的チームによって可能である。非電離放射線画像法が望ましいが、限られた電離放射線画像法が必要な場合もある。手術は癌の種類と妊娠期間に基づいて適応させる必要がある場合がある。化学療法は妊娠期間14週以降に実施できるが、35週を超えては推奨されない。子宮頸癌および外陰癌には帝王切開が推奨されるが、卵巣癌には経腟分娩が許可される場合がある。治療中は授乳を避けるべきである。
結論:婦人科癌治療が胎児の発達に及ぼす長期的影響を理解するためには、さらなる研究が必要である。登録への参加および集学的チームによる腫瘍委員会の設置が奨励される。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1093/annonc/mdz228
PMID: 31435648
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