原題
Ten years outcomes after SABR in central and ultracentral primary lung tumors.
背景:中枢および超中枢肺腫瘍に対する定位放射線治療(SABR)後の晩期毒性に関するデータは限られている。
方法:この研究では、中心肺癌に対してSABRを受け、2年以上追跡された患者の毒性を分析した。患者は回転型強度変調放射線治療(VMAT)を用いてSABRを受け、総線量60 Gyを8分割または12分割で照射された。グレード3以上の臨床および放射線学的気管支毒性を評価した。多変量Cox回帰モデルを用いてハザード比を推定した。
結果:適格患者127名のうち、63%が8分割で治療された。腫瘍径の中央値は4.4 cmであった。全生存期間の中央値は25.0ヶ月であり、重度の臨床毒性の5年発生率は34.1%であった。気管または主気管支から1 cm以下に位置する腫瘍は、重度の臨床毒性のリスクが最も高かった。放射線学的気管支毒性の5年発生率は37.5%であった。パフォーマンススコアが2または3で、気管または主気管支から1 cm以下の腫瘍部位は、重度の臨床毒性の有意な予測因子であった。
結論:中枢性SABRは、5年間生存した患者における重度の臨床的および放射線学的気管支毒性の35%の割合と関連している。気管または主気管支から1 cm以下に位置する腫瘍は、重度の臨床毒性のリスクが最も高い。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.109848
PMID: 37562553
Open Access
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