コロナウイルス疾患2019回復の研究における(18)F-FDG送達および代謝の全身マルチパラメトリックPET定量化。

原題
Total-Body Multiparametric PET Quantification of (18)F-FDG Delivery and Metabolism in the Study of Coronavirus Disease 2019 Recovery.
背景:従来の全身静的F-FDG PET画像は、全体的なグルコース代謝を評価するが、特定の代謝過程に対する洞察を欠いている。本研究では、全身マルチパラメトリックF-FDG PETを用いてグルコース代謝を定量化し、COVID-19からの回復を評価した。
方法:13人の健康な被験者および12人の回復しつつある新型コロナウイルス感染症の被験者は、動的F-FDGスキャンを受けた。Microparametricおよびmacroparametricの定量化を実施して、グルコース送達、リン酸化プロセス、および全体的なグルコース利用を測定した。統計的検定では、群間差およびCOVID-19ワクチン接種の影響を調査した。
結果:COVID-19から回復した被験者は、健康な被験者と比較して、肺グルコース代謝および骨髄グルコース送達が高く、回復中に炎症が進行していることを示した。ワクチン接種を受けたCOVID-19被験者は、肺グルコースリン酸化が低く、脾臓グルコース送達が高かった。
結論:全身マルチパラメトリックF-FDG PETは、COVID-19および他の全身性疾患における代謝変化を評価するために、従来の画像よりも感度が高く有益なツールを提供する。ワクチン接種には予防効果がある可能性がある。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.123.265723
PMID: 37591539

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