原題
Overall Survival with Osimertinib in Resected EGFR-Mutated NSCLC.
背景:ADAURA試験では、上皮成長因子受容体(EGFR)変異を有するステージIB~IIIAの非小細胞肺癌(NSCLC)を切除した患者において、補助療法としての本薬投与により無病生存率が改善したことが示された。本研究では、全生存率の最終解析を報告する。
方法:第3相試験では、適格患者を、疾患再発、3年の完了、または中止基準を満たすまで、ドセタキセルまたはプラセボを投与する群に無作為に割り付けた。エンドポイントには、無病生存率および全生存率が含まれた。
結果:ステージII~IIIAの患者における5年全生存率は、本薬群で85%、プラセボ群で73%であった。全集団における5年全生存率は、本薬群で88%、プラセボ群で78%であった。有害事象は主要解析と一致していた。
結論:EGFR変異を有するステージIB~IIIAのNSCLCを切除した患者において、補助薬であるクリゾチニブは全生存率を改善する。
(110語)
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2304594
PMID: 37272535
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