乳癌後の妊娠を試みるための内分泌療法の中断。

原題
Interrupting Endocrine Therapy to Attempt Pregnancy after Breast Cancer.
背景:妊娠を試みるために内分泌療法を一時的に中止したホルモン受容体陽性の早期乳癌女性における再発リスクに関するプロスペクティブなデータは不足している。
方法:以前にステージI、II、またはIIIの乳癌を有し、補助内分泌療法を受けた42歳以下の女性516人を対象とした単一群試験を実施した。一次解析は、1600人・年の追跡調査後に計画された。
結果:妊娠の状態を追跡した497人の女性のうち、74%が少なくとも1回の妊娠を経験し、63.8%が少なくとも1回の生児出産を経験した。1638人・年の追跡調査時に、44人の患者に乳癌イベントが発生した。治療中断群における乳癌イベントの3年発生率は8.9%であった。
結論:妊娠を試みるために内分泌療法を一時的に中断しても、ホルモン受容体陽性の早期乳癌を有する選択された女性では乳癌再発のリスクは増加しなかった。長期安全性評価にはさらなる追跡調査が必要である。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2212856
PMID: 37133584

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