原題
Perioperative Nivolumab and Chemotherapy in Stage III Non-Small-Cell Lung Cancer.
背景:ステージIIIの非小細胞肺癌(NSCLC)患者に対する適切な治療については議論がある。
方法:この第2相試験では、ステージIIIAまたはIIIBのNSCLC患者を、術前補助療法としてニボルマブと化学療法を併用する群または化学療法単独群に無作為に割り付け、その後手術を実施した。主要エンドポイントは病理学的完全奏効であった。副次的エンドポイントには生存率および安全性が含まれた。
結果:86人の患者のうち、実験群は病理学的完全奏効率が高く(37%対7%)、より多くの手術を受けた(93%対69%)。24ヶ月目の無増悪生存率は実験群の方が高かった(67.2%対40.9%)。24ヶ月目の全生存率も実験群の方が高かった(85.0%対63.6%)。
結論:ニボルマブ+化学療法による周術期治療は、切除可能なステージIIIAまたはIIIBのNSCLC患者の治療反応性および生存率を改善した。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2215530
PMID: 37379158
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