脳転移に対する3分割放射線手術後の脳の線量/体積耐性および放射線壊死の予測因子:大規模な単一施設解析。

原題
Dose/volume tolerance of the brain and predictors of radiation necrosis after three-fraction radiosurgery for brain metastases: A large single-institutional analysis.
背景:定位放射線手術(SRS)は脳転移に対して一般的に使用されているが、放射線壊死(RN)は副作用である。分割SRSの線量限度は不明である。本研究は、3分割SRS後のグレード3以上のRN(G3RN)に関連する線量-容積制約を決定することを目的とした。
方法:研究者らは、3分割SRSを受けた患者のレトロスペクティブレビューを実施した。ロジスティック回帰モデルを用いてRNと容積線量との関係を分析し、NTCPモデリングを実施した。
結果:合計434人の患者が539コースのSRSを受けた。RNは患者の17.2%および病変の4.9%に発生し、患者の7.8%および病変の2.3%がG3RNを発症した。V20およびV23は、それぞれあらゆるグレードのRNおよびG3RNの最良の予測因子であり、特定のカットオフ値は低リスクと関連していた。G3RNのTD50は31.4 Gyであった。
結論:3分割SRSを受けた患者では、特定の線量測定パラメータがRNと関連していた。分割SRSと単一分割SRSで治療された患者の転帰とRNを比較するには、さらなる研究が必要である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.07.040
PMID: 37574170

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