原題
Genome-wide association study of treatment-related toxicity two years following radiotherapy for breast cancer.
背景:手術と放射線治療を受けた乳癌患者のかなりの数が副作用を経験している。この研究は、放射線療法の2年後の乳癌患者における毒性に関連する一塩基多型(SNP)を同定することを目的とした。
方法:本研究では、乳癌患者1,640名を対象にゲノムワイド関連解析(GWAS)を実施した。臨床、治療、および毒性データをベースライン時、放射線療法終了時、および年1回の追跡調査時に収集した。SNPと毒性エンドポイントとの関連性を解析し、関連因子で補正した。
結果:GWASは、偶然に予想されたレベルを超える毒性とのより多くの関連を示した。8つのSNPがゲノム全体で有意に達し、それぞれが特定の毒性エンドポイントと関連していた。エンドポイントの遺伝率推定値は25%から39%の範囲であった。以前に報告されたSNPは、この研究では再現されなかった。
結論:このGWASは、放射線療法を受けている乳癌患者における明確な毒性エンドポイントに関連する共通のSNPのさらなる証拠を提供する。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: )
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.109806
PMID: 37437607
Open Access
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