磁気共鳴画像法(MR)ガイド下単一分割肺定位切除放射線療法後の局所制御と毒性。

原題
Local control and toxicity after magnetic resonance imaging (MR)-guided single fraction lung stereotactic ablative radiotherapy.
背景:
より小さな計画標的体積(PTV)を用いたMRIガイド下放射線療法は、肺癌治療に有望であることが示されている。この研究は、0.35 TリニアックでのMRガイド下単一分割(SF)肺定位切除放射線療法(SABR)の長期臨床転帰を評価することを目的としている。
方法:
施設データベースからの患者データを解析した。息止め3D MRおよびCTスキャンを実施し、肉眼的腫瘍容積(GTV)の輪郭を描いた。SABR計画では、息止めGTVから得られたPTVと3 mmのゲーティングウィンドウを備えたステップアンドシュートIMRTビームを使用した。SABRは、自動ビームゲーティングを用いて息止め中に送達された。
結果:
2018年から2022年の間に50人の連続した患者が治療され、69%が原発性非小細胞肺癌であった。PTVの中央値は11.2 ccであり、GTVの80%は胸壁から2.5 cm以下に位置していた。2年生存率は82%、3年局所制御率は97%であった。グレード3以上の毒性(胸壁痛)を発症した患者は1人のみであった。
結論:
自動ビームゲーティングを用いたMRガイド下SF-SABR送達は、肺癌治療において良好な腫瘍制御と低毒性を達成する。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.109823
PMID: 37516364
Open Access

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