CTガイド下高線量率小線源治療で治療されたHCCの予後バイオマーカーとしての循環miR-21。

原題
Circulating miR-21 as a prognostic biomarker in HCC treated by CT-guided high-dose rate brachytherapy.
背景:本研究は、CTガイド下高線量率小線源治療(HDR-BT)で治療した肝細胞癌(HCC)の予後バイオマーカーとしての循環miR-21およびmiR-210レベルの可能性を検討することを目的とした。
方法:この研究には、CTガイド下HDR-BTを受けた24人のHCC患者が含まれていた。miR-21およびmiR-210レベルを測定するために、治療前および治療の2日後に血液サンプルを採取した。3ヶ月間隔で追跡画像を実施した。患者は治療反応に基づいて反応者または非反応者に分類された。パラメトリックおよびノンパラメトリック検定を用いて生物統計解析を実施した。
結果:治療に反応した群では、反応しなかった群と比較して、治療後のmiR-21値が有意に低かった。しかし、miR-210値には2群間で有意差はなかった。カプランマイヤー解析から、miR-21値の上昇は全身進行までの時間の短縮と関連していることが示された。miR-210には有意な関連性は認められなかった。
結論:より高い循環miR-21レベルは、HDR-BTで治療されたHCC患者の反応不良および全身進行までの時間の短縮と関連している。予後バイオマーカーとしてのmiR-21のさらなる研究は、腫瘍介入療法に必要である。
Journal: Radiat Oncol
DOI: 10.1186/s13014-023-02316-2
PMID: 37507808
Open Access

コメント

タイトルとURLをコピーしました