40~49歳のカナダ人女性における10年純生存率に対する乳がんスクリーニングの影響。

原題
Impact of Breast Cancer Screening on 10-Year Net Survival in Canadian Women Age 40-49 Years.
背景:本研究では、カナダにおける10年乳癌純生存率(NS)に対するマンモグラフィスクリーニングプログラムに40〜49歳の女性を含めることの影響を調査した。
方法:本研究では、Canadian Cancer Registryのデータを用いて、2002~2007年に乳がんと診断された40~49歳および50~59歳の女性を解析した。NS推定値を、スクリーニングプログラムに40~49歳の女性を組み入れた州と組み入れなかった州で比較した。
結果:40~49歳の女性では、スクリーニングプログラムを実施している州のNSは、実施していない州と比較して1.9%ポイント高かった。この差は45~49歳の女性では有意であったが、40~44歳の女性では有意ではなかった。発生率に基づく乳癌死亡率は、40~49歳および45~49歳の女性に対するスクリーニングプログラムを実施している州で低かった。
結論:スクリーニングプログラムに40-49歳の女性を含めることは、診断率を増加させることなく、より高い乳癌NSと関連しており、この年齢群に対する潜在的なガイドラインを示唆している。
Journal: J Clin Oncol
DOI: 10.1200/JCO.23.00348
PMID: 37540825

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