転移性前立腺癌における(223)Ra治療の反応評価のための(68)Ga-PSMA PET/CT。

原題
(68)Ga-PSMA PET/CT for Response Evaluation of (223)Ra Treatment in Metastatic Prostate Cancer.
背景:CTおよび骨シンチグラフィは、転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)におけるRa治療に対する骨転移の反応を評価するのに有効ではない。Ga-PSMA PET/CTはこの目的のための有望なツールである。本研究は、mCRPC患者におけるRa治療の反応評価に対するGa-PSMA PET/CTの有用性を評価することを目的とした。
方法:Ra治療を受けている28人のmCRPC患者を対象としたプロスペクティブ多施設研究。ベースライン時、3サイクルおよび6サイクルの治療後、および治療失敗時に、CT検査、骨シンチ検査、およびGa-PSMA PET/CT検査を実施した。反応を視覚的に評価し、Ga-PSMA PET/CT検査を用いて骨内の総腫瘍容積(TTV)を測定した。反応における患者内の異質性を画像レジストレーションツールを用いて解析した。
結果:視覚的評価では、Ga-PSMA PET/CTおよび骨シンチグラフィの反応者を区別しなかった。ベースラインのTTVは良好な反応者では低かったが、治療中に両群で増加した。新たな骨外転移を有する患者ではTTVが高かった。TTVの変化はアルカリホスファターゼ(ALP)反応と相関しなかった。
結論:Ga-PSMA PET/CTでのTTVの低下は、Ra治療を受けているmCRPC患者の良好な臨床転帰と関連している。治療への反応は高い不均一性を示す。ALPの低下はTTVの変化と相関せず、Ra治療中の疾患モニタリングの価値に疑問を呈している。
Journal: J Nucl Med
DOI: 10.2967/jnumed.123.265489
PMID: 37536738

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