原題
External Validation of Subclassification System and Progression Pattern Analysis in Hepatocelluar Carcinoma with Macroscopic Vascular Invasion.
背景:本研究は、肝動脈化学塞栓療法(TACE)および外照射療法(RT)後の大血管浸潤(MVI)を有する肝細胞がん(HCC)患者の予後を予測するための亜分類モデルを検証することを目的とした。本研究では、独立したコホートにおける進行パターンおよび無増悪生存期間(PFS)を解析した。
方法:2005年から2018年の間に新たに診断された未治療のHCCに関するXXXXX HCCレジストリからのデータを使用した。適格患者417名を対象とし、解析した。
結果:PFSおよび全生存期間(OS)の中央値は、それぞれ5.2ヵ月および13.9ヵ月であった。超低リスク群、低リスク群、中リスク群および高リスク群に亜分類したところ、OS中央値はそれぞれ98.4ヵ月、18.3ヵ月、9.7ヵ月および5.8ヵ月であった(p<0.001)。同群のPFS中央値はそれぞれ18.7ヵ月、6.7ヵ月、3.3ヵ月および2.3ヵ月であった(p<0.001)。肝内進行が最も多くみられたが、肝外進行は中リスク群および高リスク群でより多くみられた。
結論:亜分類モデルが検証され、頻繁な肝外および肝内進行のために中リスクおよび高リスク患者では治療の修正を考慮すべきである。
Journal: Radiother Oncol
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.109841
PMID: 37543052
肉眼的血管浸潤を伴う肝細胞癌における亜分類システムの外部検証と進行パターン解析。

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