プラークの位置を確認しない15 mm対20 mmのルテニウム-106プラークを用いた小線源治療は、後部ブドウ膜黒色腫における局所腫瘍の再発および死亡と関連している。

原題
Brachytherapy with 15 versus 20 mm Ruthenium-106 Plaques Without Verification of Plaque Position is Associated with Local Tumor Recurrence and Death in Posterior Uveal Melanoma.
背景:上強膜プラークを用いた小線源治療は、ブドウ膜メラノーマの治療に一般的に用いられている。本研究の目的は、CCB(20.2 mm)とCCA(15.3 mm)の2種類のプラークデザイン間で腫瘍再発と転移死のリスクを比較することである。
方法:1981年から2022年の間に治療された1387人の患者からのデータを分析した。腫瘍辺縁は強膜透過照明を用いて決定したが、プラークの位置は付着後に確認されなかった。
結果:CCAプラークで治療された患者は腫瘍が小さかった。プラークと腫瘍径の平均差はCCBプラークの方が大きく、差が小さいことは腫瘍再発の独立した予測因子であった。腫瘍再発の15年発生率はCCAプラークの方が高かった。多変量解析では、CCBプラークの方が再発リスクおよびメラノーマ関連死亡率が低いことが示された。
結論:20 mmプラークと比較して、15 mmルテニウムプラークは腫瘍の再発および死亡のリスクが高い。プラークの正確な位置決めおよび安全域の拡大は、これらのリスクを軽減するのに役立つ可能性がある。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.06.077
PMID: 37433377
Open Access

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